「仕事ができる人は荷物が少なく,パソコンのACアダプターを持ち歩かない」説

休みの日,家じゃ仕事や勉強が捗らないから,外で作業しよう。

図書館じゃ静かすぎるし,なんか雰囲気が好きじゃない。だから,スタバで作業でもするか。

かばんに何を詰めて持っていこうか。

まずパソコンは必須。あと,英語の勉強もしたいからTOEICの問題集。うーん,プログラミングの勉強もしたいから,Pythonの技術書も持っていこう。あとはあとは,息抜きに読書もしたいから,読みかけの村上龍の小説も持っていこう。

いかんいかん忘れてた,パソコンで作業中に充電が切れたらいけないから,ACアダプターも持って行かなきゃ。

 

そんなこんなで,あれもこれも詰め込んで重くなったかばんを背負って,スタバに向かうのだった。

仕事ができない人は,荷物が無駄に多い

そうやってあれもこれも詰め込んでスタバに行っても,結局使うのはパソコンとスマホだけだったりする。

パソコンで作業して,疲れたら本を読んだりPythonをしたりしようと思ってた。

だけど,息抜きにスマホで見始めたTwitterをしてるうちに,なんかカフェが混んできたし,固い椅子にお尻も痛くなってきた。

結局何も進捗を生まないまま,スタバを出た。

こんなことが,僕にはざらにある。

そう,僕みたいな仕事ができない人間は,荷物がやたらと多いのだ。

僕は仕事ができない。自覚してる。

「仕事ができる人は,荷物が少ない」説

僕はたぶん,昔から荷物が多かった。

高校のとき,科目数が多い大学受験。一日に全部の教科をやろうと思って,リュックサック+トートバッグに教材を満載にして高校に通っていた。

でも本当に優秀な友達は,荷物が少なかったイメージがある。

そして彼らは,東大に現役で合格していった。

荷物が少ないのは,タスクが明確に決まっている証拠

話を現在に戻そう。

そもそもスタバですべきタスクを明確にしないまま「とりあえずスタバで作業しよう」と思っていくけど,タスクが明確じゃないせいで何をすべきかスタバに着いてから考える。

そして,たくさん荷物を持って行った割には,かえって何も手を付けられないまま時間だけが過ぎていく。

 

きっと,仕事ができる人は,何をゴールにするか明確にしているはず。だからこそ,スタバに持っていく荷物を最低限にまで減らすことができるんだ。

「仕事ができる人は,ACアダプターを持ち歩かない」説

「スタバではブログ作成を3記事分やろう」と思って,パソコンとACアダプターだけを持ってスタバに行ったとする。

「タスクを明確に決めてスタバに行く」という点は達成できているように思うが,これでもきっと,「本当に仕事できる人」とは程遠いんだろう。

 

本当に仕事ができる起業家みたいな人は,パンツ一丁ならぬ「パソコン一丁」でスタバに行くはずだ。

パソコンの充電は限られている。だからこそ,その限られた時間内に仕事を仕上げようという意識が働いて,ACアダプターを持っていないことが生産性を高めることにつながるのかもしれない。

反論1:万が一のこと考えたら,ACアダプターはあるに越したことないじゃん?

この人はきっと,家出るときにスマホの充電が100% なのにモバイルバッテリーを持ち歩いている人だ。そして,降水確率が10% とかなのに,折り畳み傘を毎日持っている人だ。

 

「ACアダプターはあるに越したことはない」と思っていても,結局使わないなら無駄。

パソコン使おうと思っていて充電がない時はいつも,シャットダウンしたつもりになってシャットダウンし忘れていて勝手に電池が消耗していた時だ。

「万が一」といっても,パソコンが急速放電して急に使えなくなることって,そんなに多いか?たぶん,100回に1回もそんな「万が一」は訪れない。

 

そうやって何が必要で,何が不要なのかを本質的な部分で見分けられない人は,経営者や起業家になるべきではない。リスク評価が下手すぎ,石橋を叩いて叩いて,叩きすぎて壊してしまう人だ。

反論2:ACアダプターがあれば,もっと長時間スタバで仕事できるじゃん

自分の集中力がそんな半日も続くとお思いで?進捗を過剰評価しすぎだ。

夏休みの計画を立てるのは好きだけど,結局計画通りに宿題が消化できずにお盆過ぎに焦りだす人だ。

 

あと,スタバの電源席に6時間も居座るつもり?最低な客だ。

カフェの充電席に半日も陣取って「カフェの主」と化しているオッサンを見かけることも多いが,そうやって質を量でカバーしようとする人は仕事ができない人だと思っている。

まとめ

カフェの電源席でパソコンの充電をしながら作業するような人とは,一緒に仕事したくはない。(そしてこの記事は,スタバの電源席で書かれている…)