「資格勉強と遠距離恋愛ほど続かないものはない。」
過去のとある偉人が残した格言だ。かくいう僕は,資格試験の受験料を振り込み,資格勉強に挫折し,当日欠席する常習犯。
そんば資格勉強当日欠席常習犯の僕が,数々の挫折の末に行きついた境地について語りたい。
資格勉強は本当に続かない
資格勉強ほど続かないものはない。
僕が資格を受ける動機はたいてい,「本屋でテキストを見かけて,面白そうだと思ったから」という浅はかな理由。
まだ大学生なので,キャリアアップや将来のためにうけようという動機はあまりない。それよりも,「持っていたらかっこいいな」という程度のテンションで受けている。
必要のない資格を受けるからこそ,人間としての芯の強さが現れるのかもしれない。残念ながら,僕は芯が弱い部類なのか,全く資格の勉強が続かない。
その日本屋でテキストを買って,開くのは帰りの電車の中だけ。
それ以降は,机の本立てのレイアウトの一部と化してしまって,資格試験前日までついに取り出されることはない。
申し込んで入金して,結局当日受けない
テキストを買う。勉強しない。気づいたら,資格試験申し込み最終日になる。
申し込んでお金払えば,少しは受けるモチベーション湧いてくるはずと思って入金する。
けれども,資格まであと1か月あるから,余裕ぶっこいてしまい,何もしない。直前の2週間詰め込めばなんとかなるかなと思って,先送りしてしまう。
2週間前になったら,1週間前になったら詰め込めばいいとおもって,また先送りする。
やがて1週間前。テキストを開くも,何が何だかさっぱりわからない。あと1週間で試験の焦りと,今まで勉強しなかった後悔で,勉強するモチベーションが萎えてしまう。
そんな時に決まって,資格勉強よりも優先順位の高い用事が入ってしまう。ますます勉強に身が入らない。いままで手を付けていなかった自分を恨む羽目になる。
結局,当日になっても受かる気がせず,資格試験を欠席してしまう。
資格勉強が続かず,当日欠席した資格の数々
資格勉強が続かず,当日欠席した資格の数々をここで披露したい。
まず,TOEIC。800点とるつもりで勉強しようと思ったが,続かず。TOEICは合否でなく英語のスコアを測れるので受験すればいいはずなのだが,試験当日受ける気にならず,欠席。
次に,中小企業診断士。大学生の合格者数が少なく,社会人でも合格が難しいというステータス性に憧れた。この資格の存在を知ったのは,受験申込〆切の1週間前。受験料は割高な13000円。経済や会計,経営理論や法律など7科目が存在し,7科目の過去問を購入。申込〆切から本番の2か月間の勉強で合格するのは不可能と悟り,本番2週間前に受験断念。
あと,フィナンシャルプランナー3級。徹夜で勉強し,本番の会場へ。会場へ着くと,なんか頭の悪そうな人がたくさんいて,こんな資格誰でも取れるんだなと思い,別に自分が受けなくてもいいやと思い家に帰る。
漢検一級も,受験料振り込んで挫折した,それも2回。「漢検一級持ってる」と言えればかっこいいと思って申し込んだが,出題される語句が日常とかけ離れ過ぎていて頭に入らず。テキスト買って1週間は頑張れたが,だんだん勉強が面白くなくなり,当日欠席を決める。
世界遺産検定もそんな感じで,当日欠席した記憶がある。
自分の場合,「受験料を振り込んだら,背水の陣でモチベーションが湧いてくる」というような作戦が当てはまらないのだ。
三日坊主的・資格申込日締切日をうまく生かす方法
あるとき,僕は考えた。
「資格申込締切日まで1日20分勉強が続けられたら,資格申し込みしよう」
ということ。締切日まで2週間でも3週間でも資格勉強頑張れたなら,申し込み後も当日まで続けられるはずだ。
そして,申し込んだ時点で100点満点中の30点くらいは取れる実力があるということになる。本当に必要な追い込み以外の追い込みは僕にとって無意味なので,追い込まなくてもそのまま勉強続ければ合格できる算段。
例えば,8割で合格できる漢検1級は,合格最低点で合格しても,満点で合格しても,同じ漢検一級だ。資格なんて,合格最低点を超えればいいだけ。満点を取る必要がない。資格申し込み締め切り日までに資格勉強の習慣ができていたのなら,無理に追い込むことなく,ペース配分して,最低点は越えつつもちゃんと合格できる程度の実力は付けたうえで当日を迎えられる。
11月の下旬に,統計検定1級の試験がある。ちなみに,統計検定は一度も受けたことがない。統計は,学校の授業で軽く触れた程度。
「統計検定の資格申込締切日まで1日20分勉強が続けられたら,統計検定1級に申し込む」と心に決めて,勉強をしようと思っている。統計検定の申し込み締め切りは10月中旬なので,あと1か月弱。
まあ,頑張ってみようと思う。